Galaxy S8+とiPhone 7 Plusの画質の違いを検証してみる
iPhone 7 PlusとGalaxy S8+はご存知アップルとサムスンの最新モデルのスマホです。画質評価の観点から言えば両方ともに現在スマホカメラの最高峰で、あとは好みの問題でしょう。安いコンデジよりもよっぽど綺麗に撮れると思います。
色んなカメラを見てきた経験から言うと、Galaxyの絵作りは一般ウケするタイプ。一方iPhoneはかなり特徴的な絵作りをしています:コントラストは低めで白とび、黒つぶれを防ぎ、色は鮮やかすぎず自然な感じ。iPhoneに慣れるとGalaxyやXperiaがどぎつく見えてしまいます。
以下、両者が異なる点をまとめてみました。
コントラスト
前述したとおりiPhoneはコントラスト低めで、iPhone 7 Plusに限らずiPhone全般に言えることです。GalaxyはiPhoneと比べるとコントラスト強めに見えますが、他のカメラと比較してみるとけっこう一般的なレベル。
こちらの画像でも同様の傾向で、Galaxyはソファが白とびしかかっている一方iPhoneは全くその感じがありません。どちらがいいかは好みの問題ですが、高コントラストで明るい画像の方が一般的には好まれます。多くのシーンでiPhoneの画像はコントラストが低めに見えるかもしれませんが、その代わりダイナミックレンジが広すぎる(明暗の差が大きすぎる)シーンでもiPhoneだとほとんど白とび・黒つぶれが起こりません。特殊なシーンでも失敗しにくい画像が撮れるのがiPhoneカメラの特徴と言えます。
ディテール・シャープネス
Galaxyの方がiPnoneよりもエッジがくっきりして鮮明な印象。(この画像ではiPhone 7 Plusのポートレートモードは使用してません)こちらのテニスボールのシーンも同様です。
GalaxyのAF(オートフォーカス)がいいのか、シャープネスの設定がいいのか、どちらか(あるいは両方)だと思われます。しかし、キャリブレーションしたモニターで画像を数倍拡大・比較してようやく分かるレベルなので、普通の人でスマホの画面でこの程度の差に気づく人はいないでしょう。笑 アップルはこのあたりが非常に上手く、ユーザー体験を最適化するように画質の調節を行っています。